第1四半期の需要を押し上げた金地金・金貨
世界全体の需要は過去最高を記録
今第1四半期の金の総需要(OTCを含む)は、前年同期比2%増の1,231トンでした。緩やかな量的増加と前例のない高水準にある金価格とにより、需要は74%増加し四半期として過去最高の1,930億米ドルに達しました。
金地金・金貨需要の474トン(42%増)は四半期として過去2番目に多い数量です。その先頭に立って、金投資商品を積極的に買い入れたのがアジアの投資家たちです。
今期も金を裏付けとするETFの購入(62トン増)は続きましたが、3月に米国系ファンドから大量の流出があったことで、非常に好調だった2025年第1四半期(230トン増)に比べ、ペースが低下しました。
金が記録的高値を続ける中で、宝飾品の数量ベース需要は下方圧力(前年同期比-23%)を受け続けている一方、支出水準は再び増加し(前年同期比+31%)、金宝飾品に対するマインドがポジティブな状態を維持していることが示されました。
今期、明らかに売却が増加したにもかかわらず、中央銀行の購入は正味ベースで244トン(前年同期比+3%)となりました。
テクノロジー分野の金需要は1%増の82トンで、AIインフラの新設が続いていることが大きく貢献しています。