
Featured Report
A sharp upsurge in gold ETF investment, along with elevated bar and coin buying, drove total Q1 gold demand to 1,206t - its highest for a first quarter since 2016. Jewellery consumption was contrastingly weak as the gold price hit successive new record highs during the quarter.
強力な需要を反映する高い金価格。2023年もまた中央銀行は猛烈な勢いで金を購入し、宝飾品消費の底堅さも相まって、ETFからの大規模な流出を相殺しました。
中央銀行による大量の買い入れに、活発な 個人投資家の購入やETFからの流出の鈍化 が加わって、年間需要は11年ぶりの高水準 に達しました 年間金需要(OTC を除く)は 18%増の 4,741 トンに急増しました。これは投 資需要が異例の大きさだった 2011 年に匹敵します。第 4 四半期の需要が 1,337 トンと過去最高を記録したことが、年間総需要の力強さを支えました。
上半期、日本を始め世界中で主要資産の価値が下がりましたが、金はインフレの上昇および地政学的リスク、円安の結果、円換算で19%のリターンをもたらしました
年間需要はほぼすべてのセクターで回復しましたが、通年で純流出となったETFは顕著な例外でした。
過去 2 カ月はインフレ率が期待を上回ったにもかかわらず、経済成長率が振るいませんでした。低成長局面でコストが上昇するという、スタグフレーションのリスクが現実味を帯びてきたようです。
インフレ懸念の高まりと米ドル安を受け、金価格は前月比 4.5%の反発
金は、投資対象、準備資産、宝飾品、テクノロジー部品など多種多様な需要に支えられています。そして非常に流動性が高く、誰の債務でもなく、信用リスクを伴わず、希少性があり、歴史的に価値を維持してきました。