ゴールド・デマンド・トレンド 2017 年第 2 四半期

第 2 四半期と上半期の金需要、ETF への流入減速により縮小 - 第 2 四半期の金需要は前年同期の水準を 10%下回る 953.4 トン、上半期の需要は 14%縮小し 2,003.8 トンでした。前年同期に比べ減少となった背景には、2016 年に ETF(上場投資信託)への流入が過去最高を記録したことがあります。ETF の需要は昨年の上半期に急騰した後、急減速しています。中央銀行の上半期の買い越し量も-3%と小幅ながら減少し、176.7 トンでした。一方、金地金・金貨への投資と宝飾品需要はいずれも増加しましたが、後者は長期的に見ると依然低調です。テクノロジー分野の需要は微増に留まりました。

ゴールド・デマンド・トレンド 2017年第1四半期

2017年第1四半期の世界の金需要は前年同期から18%減の1,034トンでした。上場投資信託(ETF)への流入は109トンで、堅調ではあったものの過去最高だった前年同期に比較すると低い水準に留まりました。各国中央銀行からの需要が低迷したことも需要減の一因となりました。ただし金地金とコインへの投資は前年同期比9%増の290トンと好調で、宝飾品とテクノロジーの両セクターにおける需要はやや増加した。

ゴールド・デマンド・トレンド 2016年通年

2016年通期の金需要は2%増の4,309トンとなり、2013年以来最高の水準に達しました。これは主に今後の金融政策、地政学的不確定要素、およびマイナス金利に対する懸念のため、投資家からのETF(Exchange Traded Funds)への資金流入が、史上第2位となる532トンに拡大したことによるものでした。

ゴールド・デマンド・トレンド

2016年第2四半期の金需要は前期からの流れを引き継ぎ、ETF(上場投資信託)に多額の資金が流入した一方で、価格上昇を背景に宝飾品需要が低迷しました。総需要約1,050トンのうち、投資需要が2四半期連続で最大のカテゴリーとなりました。金価格も米ドル建てで25%上昇し、上半期の上昇幅として1980年後で最高を記録しました。

ゴールド・デマンド・トレンド 2016年第一四半期

2016年第1四半期の金需要は前年同期から21%拡大し、1,290トンとなり、四半期の需要としては過去2番目の水準となりました。この増加は不安定な経済と金融市場の不透明さへの投資家の懸念に伴い、ETF(上場投資信託)への大きな流入が生じたことによるものです。同時期に宝飾品需要は19%低下しましたが、これは価格高騰とインドでの業界ストライキ、ならびに中国経済の減速のため消費者の多くが購入を遅らせたことが原因でした。

ゴールド・デマンド・トレンド 2015年通年

2015年第4四半期の金需要は4%(47トン)増加し、1,117.7トンでした。中央銀行による購入の増加分(33トン)が全体の増加の大半に寄与しました。宝飾品とテクノロジーの需要はやや弱く、それぞれ6トンずつ減少しました。鉱山生産量は16トン減と、2008年以降で初めて前年同期を下回りました。リサイクルは引き続き縮小しました。

ゴールド・デマンド・トレンド2015年第3四半期

2015年第3四半期の金需要は前年同期から8%拡大して1,121トンに達しました。2015年第3四半期は2つの期間に明確に分かれました。前半ではETF(上場投資信託)からの流出を含む複数の要因が価格低下に寄与し、世界中での消費者需要増大を引き起こしました。後半には投資家の戦略的な動きによって8月と9月にETFへの穏やかな流入が生じ、価格を再び押し上げました。

ゴール・ドデマンド・トレンド2013年年間

2013年は金宝飾品の需要が金融危機以前に迫る水準まで回復し、小型の金地金や金貨への投資が過去最高を記録するなど、「消費者の1年」となりました。年間需要は、3,756.1トン、金額ベースでは1,704億米ドルでした。しかし消費者需要の強さは印象的だったものの、上場投資信託(ETF)からの流出や中央銀行の金購入額が減少したことの影響が大きく、最終的に13年の年間需要は、好調だった12年通年の数値をトンベースで15%下回りました。