ゴールド・デマンド・トレンド 2022年第1四半期
2022年第1四半期の金需要は、ETFへの力強い流入が牽引して、前年同期を34% 上回りました。
2022年第1四半期は、米ドル建て金価格が8%上昇するなか、金需要は1,234トンと前年同期比34%増加しました。これは2018年第4四半期以来の高水準で、過去5年平均の1,039トンを19%上回ります。
ゴールド・デマンド・トレンド 2021 年通期および第4 四半期
好調な第4四半期が年間需要を10%押し上げ
年間需要はほぼすべてのセクターで回復しましたが、通年で純流出となったETFは顕著な例外でした。
金:最も効果的な コモディティ投資
「リフレ」はコモディティにとっては 良好な局面であり、金にとっては格好の局面かもしれない。
現在の世界経済の見通しでは、経済状況は好転し、インフレ率や金利の上昇が期待されています。さらにはコモディティの供給不足も予想されており、コモディティ自体のパフォーマンスを下支えしそうです。この期待は、投資家がコモディティへの資産配分を拡大しているという事実の裏付けもあり、より説得力のあるものになっています。1 一方、広範囲にわたるコモディティ投資は、収益や投資対象の分散化の原資としてよく利用されますが、その効果は戦術的なものになりがちです。
投資最新事情 不気味に頭をもたげるスタグフレーション
過去 2 カ月はインフレ率が期待を上回ったにもかかわらず、経済成長率が振るいませんでした。低成長局面でコストが上昇するという、スタグフレーションのリスクが現実味を帯びてきたようです。
インフレによる利回り低下と米ドル安が 金価格上昇を後押し
インフレ懸念の高まりと米ドル安を受け、金価格は前月比 4.5%の反発
戦略的資産としての金の重要性 日本版
金は、投資対象、準備資産、宝飾品、テクノロジー部品など多種多様な需要に支えられています。そして非常に流動性が高く、誰の債務でもなく、信用リスクを伴わず、希少性があり、歴史的に価値を維持してきました。
ゴールド・デマンド・トレンド 2019年第3四半期
ETF への大幅な資金流入が 第3 四半期に金需要の伸びを牽引
ETF への資金流入が2016 年第1四半期以来 の高い伸びを示した結果、金需要は第3 四半期 に1,107.9 トンに小幅増加しました。
ゴールド・デマンド・トレンド 2019年第2四半期
央銀行の金買いとETFへの資金流入が上半期の需要を牽引
ゴールド・デマンド・トレンド 2018年第1四半期
2018年は滑り出し低調: 第1四半期に需要が7%縮小
金需要は973.5トンとなり、第1四半期としては2009年以降で最低水準となりました。金価格が小動きに終始したこともあり、金地金や金を裏付けとするETFに対する投資需要が落ち込んだことが需要を押し下げる主因となりました。
ゴールド・デマンド・トレンド 2017 年通期
第 4 四半期に需要が回復、2017 年通期の需要縮小は食い止められず