ゴール・ドデマンド・トレンド2013年第2四半期

2013年第2四半期は、金にとって激動の四半期であった。一方で、前四半期から兆候のあった、あるセクターの需要増加が別のセクターの需要減少を相殺するという金市場独特の自律的均衡作用も顕著となった。本レポートでは、宝飾品に対する消費者需要の持続的回復、際立つインドと中国、投資分野の異なる投資家層による分散、西から東へのシフトについて解説する。

第2四半期の世界の金需要は856.3トン( 金額ベースで390億米ドル)で、前年同期比12%の減少となった。宝飾品分野は数年来の高水準を記録し、金地金・金貨の需要額は四半期ベースで過去最高を 記録し、金ETFからの流出分を相殺した。消費者需要は、中国とインドによって牽引され、中国・インドを合わせ宝飾品需要では60%、投資需要では50%を占めた。各国中央銀行の当該四半期の需要は71トンとなり、10年連続での買い越しとなった。一方、供給サイドは、リサイクルの減少により合計の供給量は前年比6%減の1025.5トンとなった。

ゴール・ドデマンド・トレンド2013年第1四半期

1四半期において、金宝飾品、金地金・金貨の需要は大幅に回復したが、全体の需要は13%減となった。ETFからの流出が減少の大半を占め、この分を除けば全体の需要は前年同期よりも増加した。インドと中国の両市場では、宝飾品と金地金・金貨の両方で少なくとも20%の需要増加となり、再び成長のけん引役となった。中央銀行の需要は、7四半期連続で100トンを超えたが、例外的なペースで購入が進んだ2012年通年と比べると、やや減速している。テクノロジー需要は、ボンディングワイヤ需要がさらに減少し、歯科用途需要の縮小が続いたことから減少した。

ゴール・ドデマンド・トレンド2012年第2四半期

2012年第2四半期において金需要を牽引した要因を概観し、また地域別や需要分野別の金市場の変化や傾向について振り返るとともに今後の見通しについて述べる。また、トピックとしてロシアの金市場を取り上げ、市場の変革や高まる金の役割について議論する。