2013年は金宝飾品の需要が金融危機以前に迫る水準まで回復し、小型の金地金や金貨への投資が過去最高を記録するなど、「消費者の1年」となりました。年間需要は、3,756.1トン、金額ベースでは1,704億米ドルでした。しかし消費者需要の強さは印象的だったものの、上場投資信託(ETF)からの流出や中央銀行の金購入額が減少したことの影響が大きく、最終的に13年の年間需要は、好調だった12年通年の数値をトンベースで15%下回りました。