ゴールド・デマンド・トレンド 2019年第3四半期

ETF への大幅な資金流入が 第3 四半期に金需要の伸びを牽引

ETF への資金流入が2016 年第1四半期以来 の高い伸びを示した結果、金需要は第3 四半期 に1,107.9 トンに小幅増加しました。

ETF への大幅な資金流入は第3 四半期に258 トンとなって市場の他の分野の低迷を相殺した結果、金需要は全体で3% 伸びました。中央銀行の金購入は引き続き健 全な水準を維持しましたが、2018 年第3 四半期に記録した最高水準は大きく割り込みました。金価格が一部で過去最高値を更新するなど、数年ぶりの高値圏を維持 したため、宝飾品需要が圧迫されて16% 縮小しました。また、消費者が世界経済の先行きを懸念したことも需要の足を引っ張りました。金地金・金貨需要が第3 四 半期に50% 縮小したことも、主因は金価格でした。個人投資家は新たに金地金や金貨を買い入れるよりも、相場上昇に乗じて利益確定売りに回ったわけです。テク ノロジー分野の金需要は、景気停滞が続いて4% 縮小しました。その一方で、導入が始まったばかりの5G に対応するインフラ整備が、重要なエレクトロニクス分野 での減少を食い止める格好となりました。鉱山生産量がほぼ横ばいに留まるなか、金価格の上昇に伴うリサイクル金の10% 増加を受け、金の供給量は4% 増の1,222トンに達しました。