宝飾品需要は2,152.9トンと前年比で10%減少したものの、5年間平均の2,053トンを上回り、宝飾品に対する長期的需要を裏付けた。ネットベース(売り買い差し引き)の投資需要は904.6トンで前年比2%増加した。これはETFからの流出がペースダウンしたためである。金地金・金貨需要は過去最高を記録した2013年との対比で40%の減少となった。中央銀行は年間477.2トンの金を新たに積み増した。テクノロジー分野の需要は景気低迷を受け389トンに縮小した。供給はほぼ横ばいの4,278.2トンで、新規鉱山生産量の伸びをリサイクル金の減少が打ち消した形だ。