ETF への資金流入の急減を受け、第 3 四半期の金需要は 8 年ぶりの低水準

金需要は第 3 四半期に前年同期比で 9%減少し、915 トンとなりました。年初来では 12%縮小しています。ETF(上場投資信託)には第 3 四半期も資金流入が続きましたが、その水準は 18.9 トンと、2016 年第 3 四半期の 144.3 トンを大きく下回りました。宝飾品セクターも低調で、前年同期比 3%(17 トン)減少しました。他のセクターの需要は底堅く、中央銀行の金購入量は前年同期比 25%増の 111 トンと好調に推移しました。また、金地金・金貨の投資は 222.3 トンに達し、前年同期の実績が低水準だったとはいえ 17%増加しました。